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Kstyle5/10☆ 「人間中毒」俳優ソン・スンホンに溺れる




*Kstyle 「人間中毒」俳優ソン・スンホンに溺れる
TVREPORT |2014年05月10日20時00分


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写真=映画「人間中毒」スチールカット



「僕はね、君でないと生きられない。眠れないし、息もできない」-キム・ジンピョン

7日午後、ソウル城東(ソンドン)区CGV往十里(ワンシムニ)店ではラブストーリー映画「人間中毒」(監督:キム・デウ、制作:アイアンパッケージ)のマスコミ試写会が開催された。同作品は制作の段階から公開を控えた現在まで韓国版「ラスト、コーション」(2007、監督:アン・リー)と呼ばれ、大きな話題となっている作品だ。

真っ直ぐで正直な、時には愚かに思えるような純情男の代名詞であったソン・スンホンは「人間中毒」を通じてデビュー18年目で初めて変身を試みた。あまりにも“優しい男”のイメージが強く、最初は懸念の声も多かった。「まさか」から「どうせ」まで、誰一人としてソン・スンホンとキム・ジンピョン(劇中の役名)の接点を見つけることはできなかった。彼はいつも一人の女性だけを愛し、後ろから黙々と守る一途な“あしながおじさん”でなければならなかった。

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しかし、ソン・スンホンは「人間中毒」で大胆な露出シーンはもちろん、相手役との濃密なベッドシーンまで完璧に演じきり、想像以上の予想外な魅力を誇った。違和感もほとんどなく、重く感じない。18年間も隠されていたセクシーな魅力は遅れて開花し、濃い香りを漂わせた。ソン・スンホンはとても、いや、非常に溺れるに値する俳優だった。

さらに、スマートな制服姿のキム・ジンピョン(ソン・スンホン)は普通ではない魅力を放つ。茶色い肌や、拳を握ると浮かび上がる血管など、まさに女性のファンタジーを満たして夢中にさせる。フェロモンを出して、女性客を誘惑するのだ。常にソン・スンホンにとって問題となった演技力も安定している。ソン・スンホンは震える手や空虚な眼差しで禁断症状を繊細に表現したが、このようなキム・ジンピョンの心理状態の流れは「人間中毒」で逃してはならない醍醐味である。

キム・ジンピョンと危険な恋に落ちるチョン・ガフン(イム・ジヨン)も強烈な存在感で視線を引き付ける。忠武路(チュンムロ:韓国の映画業界の代名詞)の新星に急浮上した彼女は、期待を上回るオーラで初登場から最後のエンディングまで見た人の脳裏に鮮烈なイメージを残した。オリエンタルな雰囲気の中にあるエキゾチックな違和感、何よりも何かを物語っているような幻想的な瞳までチョン・ガフンを表現するにはイム・ジヨンほどの女優はいない。

デビュー作であるだけに、台詞を伝えることには物足りなさがあったが、これも華僑という設定を考えると大きな欠点とは言えない。最初からすべてが完璧な人はいない。とりあえず神秘的で美しい彼女の美貌が「人間中毒」で“神の一手”になったと言えよう。断言するが、映画が公開されるとイム・ジヨンに魅了される観客も相当多いはずだ。

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それだけではない。キム・ジンピョンを締め付ける妻イ・スクジン役を演じたチョ・ヨジョンや軍官舎で最も恵まれたチョン・ガフンの夫キョン・ウジン役のオン・ジュワンも200%の相乗効果を生み出した。映画の序盤に登場するキム・ジンピョンとイ・スクジンのキュートな(?)ベッドシーンや図々しいキョン・ウジンのキャラクターは重い映画に風を吹き込む。特に、チェ中領(パク・ヒョクグォン)の妻として登場するチョン・ヘジンは「Two Thumbs Up(親指を立てて褒め称えること)」という言葉が惜しくない。

「情事」(1998、監督:イ・デウ)、「スキャンダル」(2003、監督:イ・ジェヨン)の脚本、「恋の罠-淫乱書生-」(2006)、「春香秘伝 The Servant 房子伝」(2010)の演出を手がけたキム・デウ監督は「19禁ラブストーリーのマスター」という名声に相応しくどろどろした痴情劇の代わりに洗練されたラブストーリーを作り上げた。1960~70年代の軍官舎を完璧に再現し、俳優たちの能力を最大限に引き出した。

写真=映画「人間中毒」メインポスター
しかし、長所ほどに残念さも残った「人間中毒」であった。キム・ジンピョンとチョン・ガフンの恋に集中し、時々親切でない部分があった。震えるほどの残酷な悪役も存在せず、イ・スクジンは映画の中盤で何も説明されないまま姿を消して後半に突然戻ってきて急いで対立を誘発する。

最も残念なのは、結末の後にもう一つの結末があったということだ。インパクトがあった衝撃的な最初の結末で幕を閉じていたら、もう少し余韻が長く残ったのではないかと思う。2時間12分という短くない上映時間を長く感じさせたのは、終わったと思ったのに終わっていなかった結末のせいである。

このような短所もあったが、「人間中毒」は十分に魅力的な作品だ。ソン・スンホンの大胆な変身、新人イム・ジヨンの登場、19禁マスターの復活などの修飾語を付けて良いほど素晴らしい作品であることは確かだ。果たして「人間中毒」は19禁ラブストーリーの新しい境地を切り開くことができるのか、今後を見守りたい。

「人間中毒」はベトナム戦争が終盤に差し掛かっていた1969年、厳しい位階秩序と上下関係で結ばれた軍官舎の中で繰り広げられる男女の秘密に包まれた破格的なラブストーリーを描いた映画だ。ソン・スンホン、イム・ジヨン、チョ・ヨジョン、オン・ジュワン、ユ・ヘジン、チョン・ヘジンらが出演し、「春香秘伝 The Servant 房子伝」「恋の罠-淫乱書生-」の演出を手がけたキム・デウ監督がメガホンをとった。当初予定されていた15日から1日前倒しされた14日に韓国で公開される。

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元記事配信日時 : 2014年05月09日08時27分 記者 : チョ・ジヨン
by joonkoala | 2014-05-11 20:19 | 韓国映画
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