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ソウル・村上隆氏回顧展オープングパーティーにペ・ヨンジュン&チェ・ジウ出席(写真)



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回顧展の記事↓

*朝鮮日報   2013/07/03 11:05
村上隆氏が韓国で作品展


 「スーパーフラット」。超平面を意味する単語だ。西洋人の視点から見て、のっぺりした東洋人の顔を連想させる単語でもある。

 日本のポップアーティスト、村上隆氏は2000年代以降、この「スーパーフラット」を主要キーワードとしてきた。花をモチーフにした平たいプラスチック作品「スーパーフラットフラワー」が代表的だ。村上氏は「スーパーフラットとは厚みも深みもない、現代文化の軽薄さを批判しようと使っている言葉だ。世界文化と融合できない戦後日本の文化の無責任さも皮肉りたかった」と説明した。

 村上氏によるアジアで初の回顧展「村上隆のスーパーフラットワンダーランド」がソウル・太平路のプラトー美術館で開催される。ウエストのくびれた、エプロン姿の等身大の金髪少女のフィギュア、ネズミに似たキャラクターが笑っている風船など、絵画、彫刻、写真、ビデオ作品39点が並んだ会場は「美術館」というより「大人の遊び場」という感じだ。

 「かわいいイメージ」の作品を多く手掛けているが、村上氏の専攻は日本画だ。名門の東京芸術大学で学び、博士号を取得。「日本の主流文化はすでに西欧の文化に影響を受け過ぎた。自生的なオタク文化の方が日本的」というのが、村上氏が主にアニメ、漫画のイメージにこだわる理由だ。

 2008年に米国ニューヨークで「My Lonesome CowBoy」がおよそ1500万ドル(現在のレートで15億円)で売れ、現存する作家のうち最も高価な日本の作家となった。村上氏は「作品制作のスピードが遅いが、需要が多く、競売価格が上がっているようだ。作品の価格が高過ぎるのを反省する意味で、3年前から大衆が気軽に接することができるアート作品も手掛けている」と語った。

 「日本のアンディ・ウォーホル」と呼ばれる村上氏は、社員300人を抱える企業を経営している。2002年にルイ・ヴィトンとコラボしたことで世界的に名前が知られるようになった。村上氏は「ルイ・ヴィトンとの作業後、何が変わったか」という質問に対し「ルイ・ヴィトンのパーティーに半ズボン姿で出席し、注意を受けて以降、ファッションに気を使うようになった。それまでは男性オタクファンが多かったが、女性ファンが増えたことも変化といえる」と言って笑った。村上氏の展示会は4日から12月8日まで。入場料は大人5000ウォン(約440円)、小中高校生4000ウォン(約350円)。


*中央日報     2013年07月04日11時54分
村上隆、 東京ではなくソウルでアジア初の美術館回顧展を開催(1)



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2006年作アクリル画『727-727』の前に立つ村上隆。伝統絵画のように三幅形式でわざと古ぼけて見えるようサンドペーパーをかけたが、そこに描かれているのはキャラクター『Mr.DOB』だ。(写真=村上隆/カイカイキキ)


ソウル太平路(テピョンノ)のサムスン美術館プラトー(PLATEAU)、ここに永久設置されたロダンの青銅彫刻『地獄の門』の前に、アニメ映画から飛び出してきたような総天然色彫刻の『カイカイ(Kaikai)』と『キキ(Kiki)』が、がい骨の杖を持って門番のように立っていた。悲壮感ただようロダンの『カレーの市民』の上には、大笑いする『Mr.DOB』の風船2つが浮いている。

展示場の入口には、戦闘機に変身中の裸の美少女『Miss Ko2』と、にっこり笑った花で模様をつくった壁紙の上にくっついたように一体化した『Cosmos』の絵画5点が観客を迎える。

◆キャラクター風船から絵画まで39点

日本オタク文化の象徴であるミニチュアフィギュアを等身大にした『Miss Ko2』シリーズ。

『村上隆のスーパーフラット(Superflat)ワンダーランド』展が4日開幕する。“アジアポップアート”の前衛であり、日本の生存作家中で作品価格が最も高い村上隆(51)の回顧展だ。

草創期のキャラクター風船から、東日本大地震以降深化した作家の省察を反映する“がい骨”絵画『イブ・クラインへのオマージュ』まで、彫刻や映像、壁紙・カーテン・カーペットに至るまで総勢39点が“驚くべき世の中”をつくり上げた。

おもちゃのようにかわいらしい絵画や彫刻で観客を武装解除するが、村上は東京芸術大学で日本画専攻の博士学位を取った理論家でもある。日本の伝統美術と大衆文化を源泉に、すべてを平坦にしてしまう“超平面”ともいえる“スーパーフラット”概念を提案し、西欧中心の現代美術をアジア的感性で革新した代表的人物と評価されている。


*中央日報    2013年07月04日11時54分
村上隆、 東京ではなくソウルでアジア初の美術館回顧展を開催(2)


◆“嘘ばかり生産”の悪評に挫折することも…

彼はこのような名声を土台にLA現代美術館(2007)、ニューヨークのブルックリン美術館(2008)、ベルサイユ宮殿(2010)などで展示会を開いた。また“カイカイキキ”という会社を設立し、作品にビジネスモデルを組み合わせて各種アート商品を生産・販売してきた。映画製作や新進作家プロモーションなど全方向的な文化収益事業を芸術の一環として展開している。ルイヴィトンとのコラボも有名だ。

展示のために来韓した彼に会った。彼は東京ではないソウルでアジア初の美術館回顧展を開くことを意識したように「私を悪く言う人たちは、日本の漫画・アニメーション文化の表面だけを借用して西欧芸術と結合し世界的に嘘ばかり生産していると評する。そのような批判に意気消沈することもあるが、気にせず私が持つミッションについて考えている」と話を切り出した。

彼が説明するミッションはこうだ。「なぜ日本的な主題を持って作業するのか?西洋のルールが支配する現代美術界にメッセージを発信したかったからだ」と話した。そして「これまで東洋と西洋の文化の間に立って芸術のマネーゲームを探求していたとすれば、これからはもう少し個人的で人間的な本質を扱おうと思う」と語った。

ソーシャルネットワークサービス(SNS)時代にもひと言放った。ツイッター・フェイスブックなどについての懐疑を表した。「表と裏を使い分けて表わさなければ生存できない社会になったようだ。個人はさらに破片化される一方、その中で癒されたい欲望も大きくなっている。芸術家の任務をより一層熟考することになるだろう」と話した。

◆日本の大衆文化の軽薄さを指摘

--なぜ“スーパーフラット”なのか。

「実は最初は、良い意図として使ったのではなかった。平たくて厚みのない文化の軽薄性、戦後の日本文化が持つ無責任な部分、世界文化と融合することができない否定的な側面を表そうと思った」。

--成功した芸術家だと思うか。

「それは第1段階的な成功、次の段階は、さらに深いコミュニケーションに誘導することだ。成功は、蜃気楼(しんきろう)と同じだ。到達したかと思えば遠くに行ってしまっていて、つかめるようでつかめない。満足度で言うなら10%だ」。

プラトーのアン・ソヨン副館長は「同時代の文化を高めて進んで行くアジア作家の成功的な生存戦略の事例を知ることができる機会になるだろう」と話している。展示は12月8日まで開かれる。4日午後4時、作家を交えた行事が準備されている。一般5000ウォン。電話02-1577-7595。
by joonkoala | 2013-07-04 19:09 | ぺ・ヨンジュン
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