*Kstyle OhmyStar |2013年03月31日15時43分 Vol.1 ― 専門家が語る“韓流”「SMやYGが韓流を率いるアイドル育成システムの構築に成功」 東亜放送芸術大学・エンターテインメント経営学科のシム・ヒチョル学科長が語る“韓流” ワールドスターのPSY(サイ)をはじめ、JYJ、東方神起、FTISLAND、少女時代、BIGBANGなどの歌手のみならず、ペ・ヨンジュン、チャン・ドンゴン、キム・スヒョンなどの俳優に至るまで、韓国のスターが世界中で高い人気を得ている。中国と日本など、近距離のアジア圏を超えてアメリカ、ヨーロッパ、アフリカに至るまで、その範囲を大幅に拡大している。 これは一時的な現象ではなく、今はファン層がさらに拡大したうえにコンテンツも蓄積され、より多様な形で成長している。10年前だけ見ても、韓流に関する学界の議論が「冬のソナタ」レベルにとどまっていたが、今は“PSYブーム”にまで拡大し、より活発になっている。それほど韓流市場は驚くほど成長しており、1~2年だけ流行って消えてしまうものではなく、着実に続けられていることを証明している。 東亜放送芸術大学・エンターテインメント経営学科のシム・ヒチョル学科長は「OhmyStar」とのインタビューで「100年以上過ぎた古い歴史を持つ理論などに集中していた教授らが、今は韓流現象に関する論文をたくさん発表し、研究を始めた。わずか2~3年前までは韓流文化を分析し論文を発表すれば、タンタラ(芸能人を見下して呼ぶ言葉)亜流くらいの視線で見た教授らが、今は積極的に韓流について議論し分析し始めた」と学界の近況を伝えた。 写真=C-JeSエンターテインメント それもそのはず、昨年リリースされたPSYの「江南(カンナム)スタイル」はブームを巻き起こし、PSYは世界各地で彼の歌を歌った。PSYだけでなく、韓流が世界文化の中心にしっかり定着したと言っても過言ではない。 これに数々のオーディション番組を通じて韓流スターの新人が次々と選ばれている。「どうしてあんなに皆上手なのだろうか」とオーディション番組を見る視聴者たちは舌を巻くくらいだ。多芸多才な才能を備えた人材、これから韓流を引っ張っていく次世代のスターがきちんと育っている。 韓流ブームの秘密は“道化師”にある? 異文化の人々を頷けるようにする韓流ブームの一番の秘訣は何だろうか。シム・ヒチョル教授は、韓流ブームの一番根本的な本質は“道化師”から見つけられると分析した。 シム・ヒチョル教授は「なぜ韓国人はこんなに上手なのか(エンターテインメントに強いのか)」という質問を海外からもたくさん受ける。興のある民族だと言われるが、他の民族にも興はある。どの国も原始民族から出発したフェスティバル文化を持っている。私たちだけが特別なわけではない」と語り始めた。 「韓流の起源に遡ってみれば、こんなに才能のある人が多い理由は“道化師”から見つけられる。映画『王になった男』で王の真似をした道化師などを見れば分かる。韓国では、高麗中期に道化師という職業が初めて登場する。中国から来た使臣をもてなす宴会などで公演を披露した。 ところが賤民(センミン:最下層の階級の身分)である道化師は世襲制で、朝鮮末期の甲午更張(朝鮮王朝の近代化運動、1894年)直前まで続いていく。朝鮮中期から甲午更張直前まで道化師は自分の子供のうち、必ず一人には自身の職を受け継がなければならなかった。つまり言い換えると、最近まで集団的にエンターテイナーが育成されてきたと見ることができる。 シム・ヒチョル教授によると、甲午更張まで京畿道(キョンギド)だけで道化師の数は約4万人に達した。全国の数十万人が芸人という職業を持っていたということになる。甲午更張まで身分制によって道化師は賤民に区分されたが、近代になって身分制度が廃止となり、これは“民俗芸能”に拡大された。数百年の歳月をかけて受け継がれてきた道化師の実力とタレント性がそのまま後代に継承されているということだ。 「普通、民俗芸能学者や国楽芸術家らの系譜を見れば、90%以上が芸人家門の出身である。しかし、その部分を公開しない方が多い。なぜなら過去に道化師は賤民であったためだ。祖父、曽祖父だけをたどっても、そのルーツを探すことは難しくない。道化師たちの公演はとてもバラエティに富んだものであった。サーカスと肩を並べられるほどの器量を持っており、“風刺”“漫談”“歌”などが繰り広げられる」 それが近代まで受け継がれ、レベルの高い歌唱力と演技力など、様々なエンターテイナーとしての要素が整ったという説明だ。道化師に育てられた彼らには基本的に実力だけでなく、興など芸術家の気質とタレント性まで継承されたとのことだ。 写真=YGエンターテインメント シム・ヒチョル教授は韓流が世界中でブームを巻き起こし、東南アジアなど海外で韓国のアイドル育成システムを倣って適用しようとする事例もたくさんあったが、失敗に終わった場合がより多かったと伝えた。 「SMエンターテインメントやYGエンターテインメントなどは、韓流を引っ張っていくアイドルを育成するため本当に効果的なシステムの構築に成功したと言っても過言ではない。ところが、タイや東南アジアでこれを倣って行っても定着させることが難しい理由は、彼らが“道化師としての気質”などを基本的に持っていないからだと言える。 興に入れば私たちは何時間も夢中になって練習をする。これは昔“サダンペ”“グッジュンペ”など地域を回りながら歌や踊りで公演を行った複数の劇団を通じて受け継がれてきたため可能である。これが現代のスターシステムと合致し、ブレイクダンスやグループダンスなどの根源になったと見ることができる」 元記事配信日時 : 2013年03月26日10時09分 記者 : イ・ジョンミン、チョ・ギョンイ
by joonkoala
| 2013-04-02 08:08
| 韓流スター
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