朝鮮日報10/15☆「観客1000万人、宝くじに当たったよう」=『王になった男』




*朝鮮日報     2012/10/15 12:23
「観客1000万人、宝くじに当たったよう」=『王になった男』

チュ・チャンミン監督「観客が求めるストーリーに徹した」

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映画『王になった男』のメーンキャストは13日、ソウル市内のCOEXにあるASEM広場で行われた大ヒット御礼イベントで、劇中の衣装を着て登場した。写真左からキム・イングォン、チャン・グァン、ハン・ヒョジュ、リュ・スンリョン、イ・ビョンホン。/写真提供=CJ E&M



 「『王になった男』を見ていて驚いたのが、私が想像していた以上に観客の皆さんが笑っていたことです。『イ・ビョンホンがコミカルな演技をするなんて』と思っている観客の先入観を壊そうと思い、序盤に持ってきたコメディー要素が期待以上の成果を挙げたのでしょう」

 韓国映画史上7作品目となる「通算観客動員数1000万人突破」目前の14日、映画『王になった男』のチュ・チャンミン監督(46)にソウル市鍾路区のカフェでインタビューした。

-1000万人突破は予想していた?

 「韓国映画界で観客1000万人といえば宝くじに当たるような話。300万人を超えて初めて黒字になる映画なので、当初はとても心配していました。500万人ならもうこれ以上望むことはないと思ってたのに、1000万人目前なんて驚きだし、実感もありません」

-ヒットの理由は何だと思う?

 「正直言って分かりません。周りでは社会現象や(大統領選挙などの)政治問題に結び付けて説明する方もいますが、そうした法則のようなものはないと思います。序盤のコミカルな要素が良かったのかもしれません」

-今年は「韓国映画ルネサンスの年」と言われている。その理由は何?

 「私は映画市場の真っただ中にいるので、この現象を分析する立場にはないと思っています。ただし、これほど大勢の観客が韓国映画に関心を持ち、それにより市場が拡大していることに感謝するだけです。今の韓国映画ブームが映画界に優れた人材を引き寄せ、さらに韓国映画の力を育んでいってほしいですね」

-『王になった男』は異例なことに投資配給会社が企画し、脚本も書いている。監督はその脚本を脚色したと聞いたが。

 「私が受け取った時点ですでに完成度の高い脚本でした。私はその『デザイン』を自分の体に合うように少し手直ししただけ。『助演が生き生きしていなければ映画は滅びる』というのが私のモットーの一つ。各シーンに主人公の周囲の人々を入れようと努力しました。主演のイ・ビョンホンさんは顔と目がいいのでクローズアップが撮りたくなる俳優。けれどもそんな気持ちを抑え、できるだけ主人公がほかの登場人物たちと一緒に画面に入るようにしました」

-制作費100億ウォン(約7億円)以上の本格的な商業映画を監督するのは初めてだったが。

 「2006年に撮った『愛を逃す』などの映画と比べると息が長いと思います。『30秒見逃したらストーリーが分からなくなって面白くない』とも言われました。今回の『王になった男』は誰でも気軽に見ることができ、少しストーリーの流れが分からなくなってもついていけるように作りました。私が言いたいことではなく、見る人が何を見たいかを考えて悩んだ結果です」

-『王になった男』の投資配給会社は韓国最多数の上映館を抱えているため「スクリーン独占論争」も起こった。

 「当然の反応だと思います。しかし、多くの方々がスクリーン数のことばかり言っていますが、座席占有率が良くない映画は映画館で生き残れないことを考えるべきです。『王になった男』はある程度の自生力があったので生き残ったのであって、(会社などの)力の論理だけで生き残ったのではありません。9月のオフシーズンにライバル作品が多くなかったことも考えて『王になった男』のスクリーン数について判断すべきです」

-「米国映画『デーヴ』(1993年)のパクリでは?」という説も出た。

 「そうした指摘に一理がないわけではありませんが、私としてはまねたのではなく、自分なりに最善を尽くして作った結果、それが似ていたということ。私は私のやり方で映画を撮り、冷静に評価を受けたいと思っています」

-今後の予定は?

 「私はスローペース。次の作品に出会うまで頑張って待つだけです」

李永民(イ・ヨンミン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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by joonkoala | 2012-10-16 05:23 | 韓国映画
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