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朝鮮日報10/4☆『太王四神記』オープンセット撤去でもトラブル /済州



*朝鮮日報      2012/10/04 10:53
『太王四神記』オープンセット撤去でもトラブル /済州

オープンセット入居企業、保証金2億ウォン返金訴え


 2007年に放送されたドラマ『太王四神記』のオープンセット入居企業は保証金約2億ウォン(約1400万円)の返還訴訟を起こすとの意向を表明、現在行われているオープンセット撤去作業にも支障が出るものと予想される。

 済州市猫山峰観光地区の開発事業者「株式会社エニス」と『太王四神記』オープンセット入居企業は3日「共同事業者だった『株式会社チョンアム映像テーマパーク』は済州市旧左邑金寧里のオープンセットに入居、営業を許可する条件で業者から賃貸料のほかに保証金の形で金を受け取ってきた」と主張、返金を求めた。

 このうち2009年に入居し、済州島の記念品を販売していたA社は「チョンアム側に保証金5000万ウォン(約350万円)を払い営業した」としている。また、レストランを経営していたB氏は2店舗で1億ウォン(約700万円)、C社も5000万ウォンを払っていたという。

 だが、これら業者は「チョンアム側は開発事業が取りやめになってからも返金に応じない」と訴えている。A社の関係者は「3業者とも返金を求めて撤去工事中断の仮処分申請を裁判所に出すことにした」と語った。チョンアム側から撤去同意書を受け取り、撤去を進めているエニスも、これら業者が借りて使用していた建物4棟約200平方メートルについては撤去しないことをひとまず決めた。保証金関連訴訟が長引けば、年内に終わる予定だったオープンセット撤去作業や用地復旧計画に支障が出る可能性もある。

 エニスは、共同事業者だったチョンアム映像テーマパークが開発事業を放棄したため、事業用地にあった『太王四神記』オープンセットの撤去作業に先月23日から入っている。2万9000平方メートルの敷地に建つオープンセットは宮廷・屋敷・城など合計33棟の仮設建築物があるほか、臨時の事務室や倉庫、従業員食堂といった施設もある。

 チョンアム側は2006年に587億ウォン(現在のレートで約41億円)を投じリゾートマンション115室、「韓流スター遊歩道」、オープンセットなどを造成するとして開発事業承認を受けた。済州では当時、済州特別自治道の発足に合わせ大規模な「韓流観光スポット」への投資誘致をアピール、公有地を時価より安く売却するなど行政・財政支援を惜しまなかった。ところが、開発事業はそれから5年以上もすすんでおらず、生態系保全のための協力金や山林の復旧費用など約2億7000万ウォン(約1900万円)を滞納していることから、済州特別自治道は今年2月に開発事業の施行承認を取り消していた。

オ・ジェヨン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
by joonkoala | 2012-10-04 18:09 | 韓国ドラマ
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