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朝鮮日報2/28☆バレエも韓流、韓国人ダンサーが日本で人気




*朝鮮日報    2012/02/28 09:34
バレエも韓流、韓国人ダンサーが日本で人気

東京でのファンミーティング、女性ファンで大盛況


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日本で「バレエドル」として人気が高いユニバーサルバレエ団のイ・スンヒョンさん(右)とカン・ミヌさん。2人は先月東京で開催されたファンミーティング(写真下)で女性ファン約100人から熱い歓迎を受けた。/写真提供=ユニバーサルバレエ団


 先月28日、東京・新大久保のある飲食店に20-40代の女性約100人が集まった。女性たちは20代の男性2人を囲み、先を競うかのように写真を撮り、サインをもらっていた。俳優でも歌手でもない2人の男性は、ユニバーサルバレエ団のバレエダンサー、イ・スンヒョンさん(24)とカン・ミヌさん(21)。この日は、先月28日から2日間にわたり東京のパルテノン多摩で上演された『ディス・イズ・モダン』の公演を前に開かれたファンミーティングだった。韓国のバレエダンサーが日本でファンミーティングを開くのは初めてのことだ。女性ファンたちは、続いて近所の韓国料理店で開催されたイベントで、2人のバレエダンサーがサンチュ(カキチシャ)で包んでくれたサムギョプサル(豚の三枚肉)を食べ、新大久保の道を歩いてファンミーティングを楽しんだ。道でのミーティングの際には、通りすがりの日本人が2人のバレエダンサーに気付いて集まり、写真撮影を依頼した。

■「第3次韓流」、韓国バレエアイドルがブームに

 バレエ界のアイドルを指す「バレエドル」が急浮上している。彼らが注目を集め始めたのは2010年ごろのことだ。1980年代から積極的に日本での公演を行ってきたユニバーサルバレエ団は『沈清』の公演でその可能性を認められた。昨年『ジゼル』で東京など3都市を回った際にも、ファンが殺到し大盛況だった。この人気に乗って11月にソウルで『オネーギン』の公演を行った際には、日本のファンが「イ・スンヒョンを見たい」とソウルを訪れるほどだった。

 バレエドルの人気上昇は、新たな韓流スターを発掘しようとする日本の企画会社の意図と、新たなスターを求める大衆の欲求が一致した結果だ。韓流スターの誘致に積極的な日本のイベント制作会社MCJホールディングスのサム・ナガサカ代表は「第1次韓流がドラマなどで活躍するタレントや映画俳優が中心、第2次が大衆音楽を前面にした歌手中心だったとすると、第3次韓流は、バレエやミュージカル俳優など舞台俳優が中心になるとみている。日本の企画会社の間では、スターバレリーナを先に独占しようと競争が激化している」と話した。

 バレエドルになるためには、顔は純情漫画の主人公のように滑らかな美男子でありながら、体格は男性的な逆三角形でなければならない。これに加えて、いわゆる「ペ・ヨンジュン・スマイル」と呼ばれる「暖かいほほ笑み」が必須だ。イ・スンヒョンさんとカン・ミヌさんは、このような条件にぴったりだったことから、日本の企画会社がしっかり射止めてスターに育て上げたケースだ。カン・ミヌさんが慣れない日本語でバレエのポーズを紹介する「バレエで美しいスタイル作り」という動画を見た日本人ファンは「かわいい」という言葉を連発し熱狂する。ユニバーサルバレエ団公演事業チームのイム・ソヨン・チーム長は「先月、日本のケーブルテレビ『韓ラブ』の取材陣が韓国に来て、彼の日常生活24時間を取材していった」と紹介した。ナガサカMCJ代表は「バレエドルは韓流ファンだけでなく伝統的なバレエのファンまでも吸収する可能性があり、さらに先の見通しが明るい」と話した。


■日本のバレエ団に進出したバレエダンサーも人気

 日本のバレエ団に進出し、人気を集めているバレエダンサーもいる。国立バレエ団とユニバーサルでソリストとして活躍し、2000年代半ばに東京シティ・バレエ団に入団したキム・ボヨンさんとチョ・ミニョンさんがその第1世代だ。第2世代のバレエダンサーは(韓国での経験なしに)直接日本で経歴を積み始めた。2009年に埼玉県のNBAバレエ団に入団したキム・ヒョノさん(31)は、バレエ団側が家の保証金を出すなど、手厚い待遇を受けている。

 韓国のバレエダンサーがスターとなる可能性が大きいのは、日本のバレエ市場が非常に大きいためだ。日本のバレエ愛好者は40万人程度と推定される。特に、プロのバレエ団よりも、全国4600ヵ所にも上る教室を中心としたアマチュアバレエが生活の中に根付いているというのが特徴だ。10歳の少年から70歳の老婦人まで、単なる鑑賞にとどまらず自ら舞台に立とうとする人も多い。年末の固定レパートリーである『くるみ割り人形』は、韓国では国立バレエ団とユニバーサルなど公演を行うのは3、4カ所にすぎないが、日本ではバレエ教室ごとに300カ所ほどで公演を行う。韓国のバレエダンサーが日本でバレエ教室の公演に出演する場合、1回の公演で300万ウォン(約21万5000円)ほど受け取ることもある。トップクラスの場合、1カ月に4、5回は出演する。

 日本の著名なダンス専門誌『ダンスマガジン』のスズキ・ワカコ編集長は、本誌のインタビューに対し「韓国のバレエダンサーは主役だけでなく、群舞のメンバーまで脚が長くスタイルがいい。世界有数のバレエ公演で目が肥えている日本のバレエファンを満足させるほど、韓国バレエ団の実力が向上していることも(バレエ韓流の)大きな理由」と話した。

申晶善(シン・ジョンソン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
by joonkoala | 2012-02-28 11:23 | 韓流スター
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