*marie claire 2011/02月号 ペ・ヨンジュン記事(P146−P155)のText 原文=韓国語の日本語翻訳(ネット販売の付録) ☆ P146 (タイトル) 「ぺ・ヨンジュン、微笑みを浮かべる」 (リード) 東京での4泊5日。清潔に着こなしたスーツとおだやかな微笑まで、ぺ・ヨンジュンは相変わらずだった。ただしスキニージーンズに、ぶかぶかなティーシャツを着て、軽い冗談にも爆発するように笑って、のけ反る緩みがより増しただけだ。 ☆ P147 ☆ P148 ☆ P149 ☆ P150 ☆ P151 「東京」 (photo キャプション) ぺ・ヨンジュンにとって東京は、過去を現在に引っ張って来て、自身を再生させてはまた未来に送る、時間の郵便配達人のようなものだ。「冬のソナタ」のジュンサン、ぺ・ヨンジュンそして次はまたどんな新しい姿で。 (本文) ‘ヨン様’は固有名詞だ。ただ一つだけであり、それ自体が途方もない存在感を持っている単語だ。彼がなかなか姿を現さないのは、その名前に対する‘良くない’責任感のためだろう。文化を越えて経済まで揺るがすヨン様の外出は、そのためより一層用心深い。彼が現れるだけで空港から揺れる状態のなかで、初めての訪問以後、羽田空国を通っては、最初から入国する事さえできなかった。そして1年3ヶ月ぶりの、公式訪問である今回のイベントのために、羽田はと ても久しぶりにドアをあけてくれた。新しく飾り装った羽田の威容を自慢するのに、これ程のオープンイベントが、またとあるだろうか。ファンがかなり広いロビーを、いっぱいに満たしても足りず空港外部さえも囲んでいた。この驚くべき風景は、彼が初めて日本を訪問した時ぐらい大きなイシューを作り出し、電波の波に乗って広がっていった。4千人を越えるファンたちに、いつものように感謝の気持ちで何度も頭を下げて、手を上げてうれしい感情を表現するのがぺ・ヨンジュンという人だ。 今回の訪問の目的である「微笑プロジェクト」は、アジアの子供たちを助けるための慈善イベントで、アジア各国のセレブリティが一緒に集まって、自分達の愛蔵品と才能を寄付する形式のコンサートだ。普段でも子供と環境に関することならば、積極的に一肌脱いできた彼だ。今回は慈善イベントを準備するホストになって、舞台に上がったゲストと、招待された観客を見守ることまで引き受けた。東京に滞在した5日間、公式イベント日程はわずか一日だけだった。イベントの次の日は、抽選を通してあらかじめ選抜された日本のファン5千人との非公式写真撮影が予定されていた。公式と非公式に関わらず、彼が心配するのはただ一つ、家族と呼ぶファンが待つことだ。少しの間でも彼を見ること ができるならば、天気と場所に関係なく、数時間でも席を外さないファンたち。12月の東京は寒かったので、頻繁な外出を慎むのは、もしかしたら彼らしい配慮かもしれない。しばしば顔を見せて現れることが、最も良い返礼ということを知りながらも、軽々と出ることはできない気持ちがあるということだ。したがって日本に滞在中、私的な外出はほんの少しだけ。今回の「微笑プロジェクト」の主題歌を歌った、大切な後輩キム・ヒョンジュンと夕食を一緒にするための外出が全てだった。キム・ヒョンジュンが日本に来る度に必ず立ち寄るという常連のラーメン屋で、彼らは軽い食事をした。乱れのないすっきりしたスーツ姿のぺ・ヨンジュンではない、ハイトップシューズに、スキニージーンズをはいたカ ジュアルな姿のぺ・ヨンジュンには少し驚いた。 このようにカジュアルな姿の彼を、どれくらい多くの人々が見たことがあるのかと思いながらも、いつかファッション界の知人が清潭洞(チョンダムドン)でぺ・ヨンジュンを目撃したと言って、ぺディングベストにバギーパンツをはいた彼の飛び抜けた’足の長さ‘に対して、大げさに騒いでいた姿が思い浮かんだ。彼はなかなか良いファッショニスタだ。実際に公式スケジュールを除いた日程では、ずっとバギーなニットとブルゾン、スキニージーンズにスニーカーをマッチさせた彼のファッション感覚は、思った以上になかなかなものだった。彼は飛行機に乗る直前までも、ドラマ「ドリームハイ」の撮影で、ぎっしり詰め込まれたスケジュールを消化した。共同生作ではあるが、初めて製作するドラマで 、特別出演ながらドラマの流れを導いてゆく重要なキャラクターを引き受けている上に、とても久しぶりに向き合ったカメラだったので、完璧主義のぺ・ヨンジュンならば、その間蓄積したエネルギーを丸ごと一度に注いだことは明らかだ。イベントの前日の夕方、休息を取ると言っていた彼が、スタイリストの部屋にいきなり入って来た。リラックスしたトレーニング服姿で、片手には大きな袋を持ってこう言った。「この店の手作りハンバーガーがおいしい。みんな少しづつでも味見して。」何と彼が自ら、座る席を用意する前にトッピングの種類を説明して、本人が記憶するスタッフたちの好みに合わせてサービスしてくれる。直接カッティングしながら、皆一人一人の手にちゃんとハンバーガーがあるのか確 認する。ソファを囲んで座って、スタッフと共にドキュメンタリー放送を見ている時も、彼が‘ヨン様’ということを意識して話したり行動する人は誰もいなかった。対話を一人占めしたり、不便な沈黙で周囲の雰囲気を台無しにするという、芸能人と向き合った席でよく体験する不便さはなかった。その場にヨン様がいるとは誰も感づくできない程、リラックスした時間だった。夜10時を過ぎるとすぐにぺ・ヨンジュンが、先に仕事を終えて席を立ち上がった。スタッフの誰かが、「明日あるイベントのために、コンディションを調節しに行くんですね。仕事をする時、先輩は変わります。」と耳打ちした。私的なぺ・ヨンジュンと公的なヨン様の間隔がどの程度なのかは計ることができないが、不幸にも彼の名 前の値段はとても巨額で、仕事をする時に自分自身にかける期待値は、皆の想像以上だ。 ☆ P152 「微笑」 (photo キャプション) 言い訳が通じそうもない目つき、強い意志現れた強く閉ざされた唇も、平凡な男ぺ・ヨンジュンに戻れば、このように軽快ですがすがしい。‘ヨン様’から下りてしまえば、いつもこういう姿だ。 ☆ P153 ☆ P154 ☆ P155 「カメラ」 (photo キャプション) ぺ・ヨンジュンにとってカメラは、他の人には見せたくない秘密の言語や暗号のようなものだ。レンズの中には、ぺ・ヨンジュンもヨン様も含まれていない。ただ彼の胸を躍らせるものを入れるだけだ。 (本文) 夜が明けるまで彼がどれくらい自分を追い詰めるかは、誰も知らないことだ。次の日、前日より三、四倍は増えたファンたちが、明け方から席を取り始めた。自分の部屋から見下ろせる痛ましい風景に、彼はまたどれくらい気を揉んでいるだろうか。午前10時を過ぎてホテルを出た。私たちの前を走った彼の車が止まった。すでにホテルの職員が(道の)真ん中まできて警備する程多くの人が集まっていたが、危険なことは起きなかった。俳優と同じくらいマナーの良いファンということだろうか。ぺ・ヨンジュンはしばらく車を止めて、窓を開け手を振って頭を下げたようだ。5万人を受け入れるという東京ドーム、収益だけを考えるならば舞台が点のように見える座席までも販売したが、皆が十分に楽しむ ことができてこそ意味があると考えるぺ・ヨンジュンらしく、座席は3万人に制限された。より一層驚くべきことはVIP席、R席、A席の差別なしで、均一なチケットの値段を適用した点だ。チケットも回数を重ねて次々とオープンし、闇取引のチケット売買を防止した。結局、より近い席で彼に会うために必要なことは、純粋に抽選を通した個人の‘運’だったのだ。彼は今回のイベントのわずかな部分まで、几帳面に取りまとめた。事前リハーサルが続く間、招待されたゲストのリハーサル場面はもちろん、彼らの動線まで点検する細心さを見せた。控え室にいる間も日本のガクト、台湾映画俳優であり歌手の呉建豪、チョン・ウォンチャンなど、アジア各国から招待されたゲストのところへ自らが先に訪ね、感謝の 挨拶をするのに忙しかった。プレスのためのフォトコールが終わった後、カジュアルな姿の他のゲストらに比べて、いつものようにスーツをきちんと着た姿が過度に格式ばっているのではないか、という議論が沸き起こった。今日のパーティーのホストとして、招待されたゲストの指向に合わせることが礼儀ではないのか、観客が見るのに違和感を感じはしないか、など絶えず質問を投げかけて問い正した。 舞台に上がる直前までも、正解はないように見えた。一言追加すると、ネクタイの方向までを点検し、また再度点検を重ねた。舞台の後では感情の緩みと収縮が絶え間なく反復され、彼は猛烈な勢いで自身を追い詰め、すぐに開放した。パーティーが始まって、良いことを率先してくれた彼らの、非常に楽しい時間がたけなわになった頃、彼が舞台に上がった。他のゲストのように歌を歌うのでも踊るのでもない静かな出演なのに、突然起こった叫び声に鼓膜が裂けると思う程の状態だった。ぺ・ヨンジュンが、細くて長い人差し指を唇に当てて、一度目を閉じてまた開き、客席の方にゆっくりと視線を向けた。司会者も驚く程、場内は一瞬におさまった。優れたパフォーマンスの実力を持つアーティストが、こ れ程の舞台掌握力を見せてくれるだろうか。この日のパーティーはぺ・ヨンジュンが「冬のソナタ」の時に着たキャメル色のコートと、直接選んだワイン3本、着けていたネクタイまで突発的に寄付して終了となった。5日間の滞在の間、ヨン様、あるいはぺ・ヨンジュン、彼の全部を見たとはいえないが、彼がどんな考えとどんな気持ちで自分自身を動かすのかを知ることができた。彼にとって最も重要なことは、速さや方向ではなく相手に歩み寄る方法だ。
by joonkoala
| 2011-02-27 10:22
| ぺ・ヨンジュン
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