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東京新聞1/8☆新大久保駅事故 韓国青年10周忌 李さんの勇気、思い出して 留学生支援コンサート企画



*東京新聞  2011年1月8日
新大久保駅事故 韓国青年10周忌 李さんの勇気、思い出して 留学生支援コンサート企画



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チャリティーコンサートを計画している倉本さん(左)ら=杉並区で

 JR新大久保駅で線路に落ちた人を助けようとして亡くなった韓国青年の十周忌で、韓流スター・ヨン様(ペ・ヨンジュン)ファンの主婦らが二十八日、アジアからの留学生を支援するチャリティーコンサートを四谷区民ホール(新宿区内藤町)で開く。慈善活動家のヨン様の活動に触発されたのだという。(松村裕子)


 二〇〇一年一月二十六日、留学生の李秀賢(イスヒョン)さん=当時(26)=は、誤ってホームに転落した日本人男性を救おうと、日本人カメラマンとともに線路に下り、ともに亡くなった。翌年、両親が寄付した見舞金などで、アジア留学生を支援する奨学金が創設された。

 実行委員長の杉並区の主婦倉本富士子さん(51)は、貧しい子どもたちの支援などをしているヨン様の活動に影響を受け、〇四年以降、ヨン様の誕生日(八月)とバレンタインデー(二月)に、ファン仲間に呼び掛けて、この奨学金への寄付をしてきた。李さんの命日などでは両親に会い、李さんの死を無駄にしないために活動する姿、「当たり前のことをした」と話す心の持ちように感銘を受けたという。

 「私たちは活動を続けていても世の中は忘れている。もう一度、李さんの勇気ある行動を思い出してほしい」と話す。奨学金を運営するNPO法人の会員にもなり、資金確保の難しさも知る中で、十周忌を機に「李さんの行動の結果生まれた奨学金を長く存続させたい」とコンサートを計画した。

 李さんが亡くなったときと同じ二十六歳のクラシックギターデュオ・いちむじんと、中国出身で日本で長く活躍する二胡(にこ)奏者ウェイウェイ・ウーさんが出演する。
 倉本さんは「息子を持つ母親としても、李さんのお母さまに勉強させてもらった。何か自分にできることをしたいと思った。李さんの勇気を世の中のすべての人に伝えたい」と話す。

 コンサートは午後七時から。前売り三千円(当日三千五百円)。問い合わせは実行委員会=電03(5370)4322=へ。
by joonkoala | 2011-01-08 08:13 | その他
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