JB press 8/4☆ヨン様の結婚式に殺到した日本女性の胸の内*カメラに顔を背け「ヨン様ってけちね!」




*JB PRESS(日本ビジネスプラス)    2015.8.4(火) アン・ヨンヒ
ヨン様の結婚式に殺到した日本女性の胸の内

カメラに顔を背けながら、「ヨン様ってけちね!」



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ペ・ヨンジュンさんを一目見ようと、式場に続く道路上で待機する日本人ファンたち〔AFPBB News〕



 7月27日午後6時、ヨン様こと韓国の俳優ペ・ヨンジュン氏が結婚した。


 最近、韓国の有名芸能人は、非公開の地味婚がトレンドになっていて、彼もまたトレンドに沿って非公開の地味婚にすると発表した。

 通常は非公開と言っても、式の前に記者会見を開いたりして、マスコミやファンへのサービスはするものだが、ヨン様に関しては全くそれもないという。それでも韓国が誇る韓流スター第1号とあって、韓国でも芸能ニュースでは連日結婚に関しての報道が続いた。

 さて、結婚式前夜、筆者は仕事で結婚式が行われるホテルのロビーでヨン様のファンらしき日本人の年配の女性たちをたくさん見かけた。話しかけてみると、ヨン様の結婚式を見たくて韓国にやってきたという。

式が始まる12時間前に行列

 だが、きちんとした予定はなく、近くにいればヨン様に一目会えるのではないかというかすかな期待でここまでやってきたのだとか。いったい、この女性たちをここまで動かす原動力はどこにあるのだろう。

 結婚式は、シェラトンホテルの敷地内にある大邸宅をイメージした別館、アストン・ハウスで午後6時から行われるという告知はあった。それなのに、ファンは式場の近くに朝の6時から並んでいたという。

 筆者は12時半頃に着いたが、その時はすでに韓国や日本のマスコミもすでにスタンバイしている状態だった。早く来てもSP(セキュリティポリス)たちが会場へ向かう道の途中で統制しているので、何も取材することはないので、ファンたちへの取材しかできない。

 ファンたちは放送NGの人たちがたくさんいた。様々な事情を抱えた女性たちはカメラを向けられるとヨン様の写真入りのセンスやうちわで顔を隠した。

 さて、午後1時を少し回った頃、ヨン様が乗った独ダイムラーの高級車「マイバッハ」が到着した。

 ファンたちが囲われている道の近くに車が止まり、少し車窓が開けられ、それに応えるようにファンたちのため息交じりの嬌声が上がった。ほんの一瞬の出来事で、すぐに車は式場へ向かう道へと消えてしまった。


筆者は遠目でほとんど車しか見えなかったため、ファンたちに聞いてみると、彼女たちもやはり見られなかったという。



 「窓が10センチくらい開いて、かすかに手を振っている感じがしただけで、ちゃんと顔も見られなかった」と言う。でも、彼女たちの顔色はかすかに紅潮し、色めき立ってきた。

 そうなのだ。ヨン様に会えると思って今まで数時間を待ち、そして数秒間でも彼の笑顔が見られたという幸せ、これが彼女たちを動かす原動力なのである。

 さて、花嫁のパク・スジンさんはヨン様が来る1時間ほど前に式場へ向かったというので、取材する側も対してやることがなくなった。そうすると、どこからかキンパプ(韓国のり巻き)弁当が配給され始めた。

「ヨン様からお弁当」のデマ

 それは、ペ・ヨンジュンさんがファンに配るものだという。

 しかし、後で調べた結果、それはヨン様からのプレゼントではなく、ヨン様の結婚式にかこつけてパック旅行を仕組んだ旅行代理店が支給したものだった。どうりで、個人旅行で来た人には配られなかった。


元来韓国では結婚式にやって来るお客様には、その人が全然関係のない人であったとしても、おめでたい日だからということでご馳走を振る舞うしきたりがある。それにちなんで、ファンやマスコミ関係者にも振る舞われたのだろう。


 ホテルの敷地内と言っても式場とはかけ離れた場所にあるので、全く結婚式の内容は聞こえもしなければ、見ることもできない。だが、非公開と言われていたにもかかわらず、韓国の一部のマスコミは庭が見える反対側の遠くから望遠で結婚式の一部始終を撮っていた。

 結局、各局ではその映像を買って流すことになり、非公開で得をしたのはその局だけになった。ネットではさっそく非公開にすると言いながら全国ネットで結婚式の内容が流れたじゃないかと顰蹙(ひんしゅく)を買うことになった。

 さて、結婚式場の外では夕食を取った後のファンたちがヨン様の出待ちをしていた。結婚式はせいぜい3時間もあれば終わるだろうから、その後出てくるヨン様に一目会いたいというわけだ。

結局は深夜まで待ちぼうけ

 だが、9時をとっくに過ぎても出てこない。10時を過ぎ、11時を過ぎても出てこない。すでにSPたちやコックたちも仕事を終え、歩きながら出てきた。

 ファンの女性たちは、待ちくたびれた様子で「もう帰っちゃったのかしらね」と口々に言っていた。

 「私たちももう年だからね、老体に鞭打ってきたのよ。これが最後かもしれないからね。もう映画にもドラマにも出てくれないから・・・」

 結局11時半になり、関係者が出てきて「ヨン様は結婚式で気分が良くて大変お酒に酔ってしまい、もう皆さんが待っているところへ挨拶にくることはできません。車で通りすぎるだけになりますので、ご了承ください」ということだった。

 後で写真を見ると、確かにペ・ヨンジュンは顔が赤く酔っているようだった。


ファンたちはあきらめも早く、それに了承しているようだったが、韓国のマスコミは「なんてことだ。挨拶できないなら、最初から言えばいいじゃないか。誰のおかげで有名になったと思ってるんだ。彼女たちに失礼じゃないか」と、影で言っていた。



 ヨン様のおかげで韓流ブームが始まり、それによって落水効果もかなりあった。だが、ファンに対する仕打ちがあまりにも雑に感じられる。

 筆者が「嫌いになりませんか?」と聞くと、「もう、彼を好きとか、嫌いとかの境地じゃないのよね。宗教の教祖みたいなものなの」、「でもね、もしこのことを書くなら、『ヨン様ってケチ』って書いてよ」。

 そうか、宗教で理解すればよく理解できる。教祖は絶対的な存在なのだから、信者はただお顔を拝めるだけでもいいと思っているのか。

 そして、最後にポツリ。

 「それにしてもヨン様グッズって処置に困るわよね。神社のお守りみたいに古いグッズを収めてくれるところがあればいいのに。そしたら、何の心置きなく収められるのにね」

 そうか、ヨン様は教祖で、彼女たちが買っていたグッズはお守りやお札と理解すればこのブームを理解することができるのであった。






 このように情報が交錯する中で、ファンの人がこっそり「ヨン様は後で私たちを招待してご飯をご馳走してくれるんだって」と筆者に耳打ちした。

 これは確かな情報で、4時半頃になると、ヨン様の所属事務所のスタッフがやって来て、ファンにミールクーポンを渡し始めた。その少し前は、パク・スジンさんが最近CMに出ているメーカーの缶コーヒーも配られた。

 こうした家族(ファミリー)への思いやりもヨン様への思いを募らせるパワーとなるのかもしれない。ミールクーポンは、取材に勤しんでいた記者たちにも配られ、6時くらいからファンの人たちと一緒にホテルの敷地内の韓国料理屋でご飯を食べることができた。
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by joonkoala | 2015-08-06 10:26 | ぺ・ヨンジュン
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