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Kstyle8/20☆ク・ヘソン、30歳を前に悟った“人生使用説明書”




*Kstyle OSEN |2013年08月20日19時19分
ク・ヘソン、30歳を前に悟った“人生使用説明書”



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最初は女優として大衆と出会い、それから作家、映画監督、歌手、画家など色んな職種を行き来しながら誰よりも幅広い姿を披露している人がいる。ご存知のとおり、ク・ヘソン(29)の話だ。

最近、ソウル弘大(ホンデ)近くのカフェで彼女と出会った。先月発売された4thシングル「それは、あなた」というアルバムについてのインタビューを言い訳としていたが、いつの間にか数え年では30歳になった彼女との話は近況から始まり、アルバム、学業、普段の生活、自己評価、理想のタイプ、そして人生にまで至った。このインタビューは、ク・ヘソン本人が話す人生使用説明書のようなもので、自ら繰り返す独白のような話だ。

寄付、広報大使、審査委員…お金目当てではない

「自分では結構いい性格の持ち主だと思っていましたけれど、後になって考えてみるとそれほど良くも悪くもないようです。実はそういうことは、あまりにも相対的なことなので」

軽く近況を聞くと、返ってきた答えが意外と性格の話だった。芸能人の華やかなシングルライフを楽しんでいるだろうという人々の予想を意識しての回答だろう。実際ク・ヘソンは、大学時代の生活パターンが、家-学校-課題-家-学校-課題……という風に単純だったと打ち明けた。成均館(ソンギュングァン)大学映像学科に2011年に入学した彼女は、現在休学している。

「現場で学んだ内容を、学校でまた学ぶと妙な感じがしました。悩んでいた私に先生が、学校は授業を聞きに来る所ではなく、自分たち同士でやってきた課題をもとに授業をする所だと教えてくれました。その通りでした。単位ですか?社会生活を早く始めたおかげで約束はきちんと守る方なので、出席、課題、そういうものに対する点数は高かったです。そのようなことがどれほど重要なものなのか、30歳になって初めて悟ったんです(笑)」

学業から始まった話は、さらに発展し公共交通の利用とお金の使い方、そして財務テクノロジーにまで至った。一歩間違ったらアルバムの話は切り出せないかもしれないという懸念に“近況”という単語をさりげなく漏らすと、当惑したように歯切れのよい笑顔を見せた(告白すると、この日のインタビューの3割は笑顔だった)。

「ああ、どうしましょう。実は、最近は何もやってないんです。シナリオ作業はとっくに済ませましたし、絵も前に終えてしまったので……最近は、寄付イベント、広報大使、(第9回堤川国際音楽映画祭)審査委員など、4ヶ月くらいこういうことばかりやっています。お金目当ての仕事ではありません。このようなことが多すぎて、他のスケジュールが全く組めないほどでした。時々自分はボランティアだろうかと思うことがあるくらい……(笑)」

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客観的に自分を見る…「私らしく歌おう」

ようやくアルバムの話になった。シングル曲「それは、あなた」は、ク・ヘソン独特の音色が、明白な魅力のポイントとなっている。音楽的なスキルはないが、確実に聞いた瞬間ハマらせる何かがある。ク・ヘソンは単純にボーカルとしてだけでなく、この曲の作詞と作曲を手掛け、さらにはミュージックビデオまで自身が撮影し編集もした。

「いつからか、客観的に自分のことを見るようになりました。音程や拍子は少しずれるとしても良い声を持っていることが分かったので、良い声を活用できる曲を作り始めたんです。音域が高くない状態で歌え、スキルを入れない、ボーカルが中心でないそのような曲を作りました。自分の長所を最大限生かせるように」

実は「それは、あなた」は、2~3年も眠らせておいた末にやっと世に出した曲だ。時期的な問題もあったが、「それは、あなた」をさらに上手く歌いこなすための熟成の時期が必要だった。予定していたことではなかったが。

「レコーディング室に慣れているわけではないので、自分の声が上手く聞き取れない方です。スピーカーで聞く訓練が足りないので、たまに自分で聞くと音痴のように聞こえることもあります(笑) 音楽監督から練習をすれば変わると言われましたが、私はずっと同じように感じました。でも、2~3年眠らせておいたら、自分がいつの間にか曲に慣れていました。それは確実に成長していたんです。それで、リリースしました。満足できなかったら、曲をリリースできるわけがありません(笑)」

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マルチ?ただ、イメージを表現する人

女優、演出者、作家、歌手など様々な職業で活躍するということで、ある人はク・ヘソンに多才多能、マルチプレイヤー、八方美人という修飾語をつけたりもする。それらの言葉を一つ一つ言い並べることすら難しい。

「もったいないお言葉です。そのように呼ばれると、責任感も感じます。一回性のものに留まってはならないという思いです。でも、実は私はただ、イメージを表現する人です。音楽を作るときも、絵を描く時も、映画を作るときも……想像を伝え、イメージ化する人、その全ての根元は、想像です。職業を分けるというよりは、ただ想像を伝える人なんです」

このように様々な分野で活躍できるのは、全ての分野で1位にこだわらないからだ。完璧でありながらも競争で1位を目指さないのは、何かに挑戦できる勇気を与えた。

「競争心がかえって駄目にしてしまうようでした。愛する気持ちから始まった心は、逃避型に過ぎなかったんです。幸せに集中していたはずなのに、反対に疲れきっているんです。やみくもに自分を保護するために、愛さなければならないという強迫観念に、一人で奥深く隠れていたんです。社会の中で愛しながら生きる方法を知りませんでした。変わるまで丸々30年がかかりましたね(笑)」

人生で大きな軸となっていた完璧主義と負けず嫌いの性格は、30歳になる過程で彼女の中で変化した。完璧主義は抱え込み、競争心は廃棄処分した。余計な競争心は、ただつまらないだけだと思うようになったからだ。

「幸せかって?(笑) これまでの自分の人生に、“もうすぐ”満足できるようになると思います。30歳になって少しずつ“手放し”始めると、身も心もだいぶ楽になりました。好きでもないのにやらせられることなく、本当に自分が必要なものを持って生きる人生に、十分満足し始めています」

元記事配信日時 : 2013年08月15日08時01分 記者 : パク・ヒョンミン、写真 : チョン・ソンイ
by joonkoala | 2013-08-22 06:43 | 韓流スター
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