*聯合ニュース 2011/04/12 15:24 KST
原発運転停止求める仮処分申請、韓国釜山で
【釜山12日聯合ニュース】韓国の釜山地方弁護士会は12日、市内で設計寿命を過ぎて運転を続けている古里原子力発電所1号機の運転停止を求める仮処分を釜山地方裁判所に申請した。仮処分申請には釜山市の住民や環境団体関係者ら97人が参加した。
福島原発事故を踏まえ、老朽化した原発に対する懸念が高まるなか、裁判所の判断に注目が集まっている。
同護士会は申請書で、「古里1号機は設計寿命が満了した老朽原発のため、事故の危険がある」と主張。原発の運転が長期化する場合、外壁などが弱まる現象などが起こる恐れがあるとして、運転の中止を求めた。
韓国初の原発の古里1号機は1978年4月に運転を開始。2007年6月に設計寿命を迎えたが、政府の承認を得て2008年1月、10年間の稼働延長を決めている。
古里原子力発電所1号機=(聯合ニュース)
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