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朝鮮日報3/2☆ソウルに漂う、デザートの甘い誘惑の香り



*朝鮮日報   2010/03/02 09:11:29
ソウルに漂う、デザートの甘い誘惑の香り


 マカロン、ワッフル、プリンなどの西洋菓子から、団子、もち、ぜんざいなど東洋菓子まで、ソウルが甘いデザートたちに誘惑されている。一時、大流行した「ブランチカフェ」が、最近は「デザートカフェ」に姿を変え、続々とオープンしている。 ソウル市内の弘益大学前、新沙洞の街路樹通り、梨泰院、盤浦洞のソレ村にこのようなデザートカフェが多く集まっている。特に弘益大学近くの麻浦区西橋洞一帯は、「クラブ文化」の中心地から「カフェ文化」の中心地へと様変わりし、デザートカフェ通りが誕生するほどだ。

■シンプルであっさりとした東洋のデザート


ソウル市麻浦区西橋洞のデザートカフェ「Be sweet on」の代表メニュー「タルト・タータン」(左)と、同洞の日本スタイルのデザートカフェ「ウララ・カフェ」の代表メニュー「マロン・ゼノワーズ」。/写真=チェ・スンホ記者
 麻浦区西橋洞の西橋小学校近くにある「カフェ・ウララ」は、3カ月前にオープンした日本スタイルのデザートカフェ。「ウララ」は日本語の「麗か」から名付けられた。空色のドアを開けると、空から舞い降りてきたような25本の白熱灯が、居心地のよい空間を作り出している。約33平方メートルの空間に置かれた五つのテーブルや、可愛らしい小物で飾られた店内のインテリアも、日本らしいと評判。フワフワのスポンジケーキの上に生クリームとマロングラッセを乗せた「マロン・ゼノワーズ」や、チョコレートがたっぷりかかったゼノワーズにミルク味のキャラメルシロップ、焼きバナナが添えられた「生キャラメル・チョコレート・バナナ・ゼノワーズ」が人気メニューだ。

 ロッテデパート本店(中区小公洞)にある、専用エレベーターに乗って最上階の14階まで上がると、俳優ペ・ヨンジュンが運営する韓国式デザートカフェ「Tea Loft」がある。透明なガラスの天井から、昼間はまぶしいほどの日差しが、夜は優しい月の光が注ぎ込む。フワフワの「緑茶ライスケーキ」や、サツマイモとカボチャの滑らかなクリームを添え、クルミなどでデコレーションした「カボチャとサツマイモのもちケーキ」、もちと焼いた香ばしいナツメがオイシイ「宮中もちカキ氷」が人気だ。

■華やかな西洋のデザート

 山びこ小劇場から弘益大学方面に10分ほど歩き、右側の路地に入ると、東京製菓学校出身のパティシエ兄弟と3人の仲間が共同で運営する「Be sweet on」がある。店で焼いたパイにカスタードクリーム、その上に砂糖漬けのリンゴと手作りのアイスクリームを乗せた「タルト・タータン」、100%マスカルポーネチーズを使ったティラミスが代表的なメニュー。注文すると、大きなお皿にメインのデザートとサイドデザート(マカロン、アイスクリームなど)が一緒に盛られてくるため、メインディッシュを注文したようなぜいたくな気分を味わえる。

 竜山区漢南洞の地下鉄6号線・漢江鎮駅近くにある「パッション5」は、マカロン、チーズプリン、マドレーヌなど、さまざまなデザートが楽しめる「ワンストップカフェ」だ。「パッション5」という店名は、カフェ・ベーカリー・パティスリー・チョコレートに加え、お客様に対する「情熱」を込めたという意味。口の中で溶ける柔らかいプリンが有名。

 「食事を終える」という意味の「デザート(dessert)」は、食べ終わったメイン料理の味を生かすために甘くする。ではなぜ今、ソウルの若者の間でデザートが人気なのだろうか。デザート店「Avec Nous」のパク・ジョンギュン社長(35)は、「最近、海外で製菓関連の勉強をした人が中心になってデザートカフェをオープンしているが、海外での経験が豊かな若者たちの好みによく合っているようだ。女性客の中には、デザートを食事代わりにする人も多い」と話す。

イ・ヘウン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
by joonkoala | 2010-03-03 18:06 | ぺ・ヨンジュン
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